1960年にエーロ・アールニオ(Eero Aarnio)によりキノコをイメージして作られました。
その名の通り、柔らかさで可愛らしいマッシュルームのようなスツールです。
マッシュルームスツール の歴史
現在は繊維強化プラスチック(FRP)で製造されていますが、初期モデルはなんと1954年に籐を使い、自分自身で編んでいたそうです。
1960年からは籐素材のまま香港メーカーに制作を依頼し、1970年代にFRPを使ったプロトタイプが作られました。
その後1999年よりFRP素材の生産がスタートし、現在に至ります。
プロダクト自体は古いですが、FRPを使ったスツールとしては比較的新しいモデルです、非常に実験的なプロダクトでアールニオの代表作の一つでもあります。
大きさは大小の2サイズで、小は子供用、大はちょっとしたサイドテーブルとしてもお使い頂けるサイズ感です。
座面を安定させれば、観葉植物の台としての相性もいいと思います。
以前、六本木のアールニオ展にて拝見しましたが、座面が低くシンプルな作りで、角の無い丸みを帯びたフォルムに、くびれの陰影が彫刻のように美しかったです。
角の無いオーガニックなフォルムから、お子様がいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただける利点もあります。
アールニオは、この他にもガーデニングなどの生活雑貨のデザインも数多く携わり
奥外や、お子様も楽しめる、生活スタイルに重きを置いた温かい印象のデザインが多いです。
普段日常で使う雑貨一つ一つ丁寧にこだわり、センスを光らせるのも素敵です。