クアトロクアルティ は1969年にイタリアのデザイナー、ルドルフォ・ボネット(Rodolfo Bonetto)によりデザインされました。
イタリア語で「4分の4」を意味し、名前通り4つのパーツを組み替え、テーブルやシェルフとして自由な発想で使うことが可能です。
イタリアンミッドセンチュリー スペースエイジの代表的な存在であり、
その歴史は69年と意外にも古く、当時は ベルニーニ社 ( BERNINI )から販売されていましたが、現在はイタリアを拠点とし 1999 年 に創立された家具メーカー、ビーライン ( B-line )より販売されています。
クアトロクアルティ の利便性
丸みを帯びた優しい印象のフォルムと、直観的に形を組み替えられるモジュール式ファニチャーの利便性を兼ねています。
扇型のパーツを正円や半円型に組み合わせ、テーブルにしたり、重ねて連結しシェルフ状にしたり、数を集め支柱型の大型収納にしたり、
4つの向きをかえ ウェーブ状に流したり、好みに合わせ無理なく形を変える事ができ、プラスチックという性質上軽いので、女性でも持ち上げやすく、またジョイントを使い固定できるのも魅力です。
『プロダクトの最終責任はデザイナーにある』
という信念のもと、複雑なデザインを好んで手掛けていた、ルドルフォ・ボネットらしい計算され尽くした非常に優秀な家具です。
ベルニーニ製のヴィンテージ品が欲しいという方は、
当時のものにはベルニーニの刻印が入っているので見分け易く、デザイナーズ家具を扱うリサイクルショップやオークションで度々見かけますので比較的見つけやすいのかなと思います。
※現行品はこちらから一覧をごらんいただけます
スペースエイジデザインにおいて、家電では日本が有名ですが、イタリアはインテリアプロダクト全般頭一つ抜け出ているように感じます。
照明メーカーであるアルテミデや、プラスチック家具 で確固たる地位を築いた カルテル をはじめ、スペースエイジ時代からの デザイン性 にれたプロダクトがまだまだありますので、今後ともご紹介していきたいと思います。