ファントムチェア (Phantom Chair) はデンマークが生んだ奇才、ヴェルナーパントン(Verner Panton)によりデザインされた多目的に使える椅子です。
幻影や幻を意味し、デンマークのイノベーション社 (Innovation Randers) からリリースされ、パントン最後の作品でもあります。
ファントムチェア の利便性
晩年の名作ともいわれ、1人掛の椅子としてはもちろんですが、向きを変えることでシェーズロング、2人掛椅子、横に倒しサイドテーブルとしても使うことが可能です。
残念ながら、現在は復刻やリプロダクトの製造もなくヴィンテージ品を探す他入手する手はありませんが、晩年の作品という事もあり スペースエイジ や ミッドセンチュリー の家具を扱うリサイクルショップやオークションなどで時折見かけます。
Vitra社製があるという噂を耳にしたことがありますが、私の記憶が正しければInnovation社製のみだったと思います。
パントンといえば、北欧デザイナーの中でいち早くプラスチック製の一体型シェルに着目し、パントンチェア (Panton Chair)でアテリアルチェンジを繰り返しつつもしっかりと成功させた人です。
液体が混ざり合うような癖のある流線形を得意とし、ファントムチェアにも言える事ですが、見た目のインパクトだけではなくしっかりと利便性も持たせています。
こちらも材質はポリプロピレン製で屋外での使用も可能です。
また、材質上カラーバリエーションも多いですが、気に入った色を一から探すとなると中々出会いがなく、数年掛りで探されている方も珍しくありません。
パントンがお好きな方で見つけられた際は、是非出会いと思いご購入される事おすすめします。