フォリア はエリオ・マルティネリ (Elio Martinelli)によってデザインされたテーブルランプです。
イタリアのトスカーナ州北西部の都市、ルッカに拠点を置き、1950年代以降エリオ・マルティネリ自身により創業された、マルティネリ・ルーチェ社( Martinelli Luce)より販売されました。
1969年のプロダクトと歴史は古く、当時新素材であったプラスチックを パントンチェア のような一体成型で仕上げ、プラスチックという無機物をまるで有機物のように表現した、プロダクトデザインの黄金期とも言えるまさに スペースエイジ の名作です。
フォリア の名前の由来
フォリア (FOGLIA)は、イタリア語で葉を意味し、大きな葉を丸るめたようなツルリとしたフォルムで、断面の反りと内側に葉脈のような筋が通り、ぼんやりとしたコントラストが印象的な優しい明かりが灯ります。
フォリア の知名度
日本では、フォリアというよりマルティネリ自身の知名度があまり高く無いように感じますが、スペースエイジやミッドセンチュリー、イタリアンプロダクトがお好きな方からの根強いファンは非常に多いです。
以前ヨーロッパで復刻販売されたとの情報もあり、稀にオークションやヴィンテージを扱うショップで見かけることが出来ます。
マルティネリの代表作といえばこの他にも、セルペンテ (Serpente)、コブラ (Cobra)というランプがあります。
そのどちらもフォリアのように有機物のようなフォルムに重きを置いたプロダクトデザインで知られています。
セルペンテもコブラも首を回すとこが出来きる為、据え置きのフォリアとはまた違った印象の素敵な照明です。
その他にもあまり知られていない照明が数多くありますので、こちらも合わせ今後ご紹介していきたいと思います。