ダル(DALU)は、1965年に イタリアデザイン界の巨匠 ヴィコ・マジストレッティ ( Vico Magistretti ) によってデザインされた半球型のテーブルランプです。
球体をカットし、裏返したような 一体成型の独特なフォルムと、ポップなカラーバリエーションで、ミッドセンチュリーを初め、プラスチック家具との 相性 が良く、小ぶりながらも非常に優秀な照明です。
さて、ヴィコ・マジストレッティ といいますと、以前ご紹介させていただいた
美しい 光のバランス と オブジェのような存在感を放つ、 実用性とデザイン性 を両立させた、独創的な照明プロダクトを世に送り出した、 スペースエイジ の【 照明 】を語る上では外せない人物です。
ダル の 特徴
幅約 18.5 cm × 奥行約 17 cm × 高さ約 26 cm
と小ぶりなサイズ感から、使い勝手は エクリッセ に近いのかな?
と思いますが、回転シールドが組み込まれいる、可動式の エクリッセ とは違い、 据え置きになるのが良くも悪くもこの 照明の特徴 でもあります。
ダル のカラーバリエーション
ダル はアルテミデより復刻販売されていますが、現在販売されている カラー展開 は
【ホワイト】【ブラック】【オレンジ】【レッド】 の4色展開です。
不透過の ホワイト・ブラックは、
流れるようなフォルムに光が反射し、無機質な表面が つるり と輝き、光量はやや少なく優しい印象の光 です。
モノトーンで統一されたお部屋や、別のアイテムで既に アクセントを利かしていても、嫌味なく溶け込ますことが可能です。
透過カラーの オレンジ・レッドは、
ボディーから透けた鮮やかな 色移り をアクセントとして楽しめるので
空間をデザインする際に、それぞれの用途に合わせた 利便性の良さが ダル の最大の特徴かもしれません。
※こちら から一覧を見れるようにしてみました。
余談ですが、私は以前 ダル と エクリッセ のどちらを買おうか、と悩み抜いた結果 エクリッセ を購入しました。
動くってワクワクする
という安直な理由が 決め手 になりましたが、今でも見ると ダル やっぱりいいな、と思います。
その理由はいくつかあるのですが、
【 デスクで手元を少し 明るくしたい 】
という目論みがあったので、この用途でしたら 角度的にやや下を向いた ダル の方がよかった気がします …。
しばらくは、デスク で使っていましたが、現在は IDEE から一時期のみ販売されていた、エクリプス (Eclipse) という、ブリッツ型のデスクライトにチェンジし、早々に 置き場所 を変える事にしました。
丁度その頃、人感センサー付きの電球に興味が出ていた私は、玄関に センサー 付きの可愛い照明があればなーと考えていました。
ですが、
人感センサーの電球というと光量が強く、感知すれば ターゲットロックオン!みたいな気持ちになってしまうのが悩みでした、サーチされた気分ですかね。
そこで エクリッセ に人感センサーの電球をハメれば、置き場所を作れるし、見た目も素敵だし、光量も少なめでいいのでは?
と思い、早速 こちら の人感センサー付き【 E17口径のLED電球 】を購入してみました。
数日後 電球が届いたので、いざ玄関に移動しよう! と張り切って 実行してみたのは良いのですが、
電球自体に高さがあり、入るには入るのですが、光の印象が大分変ってしまいました …。
そして、肝心な人感センサーについてですが!
電球タイプのセンサーって、真下に垂直に反応するものが殆どなんですね。
まぁ当然といえば当然なのですが、そこの大事な部分がすっかり抜けていました。
エクリッセですと、
丁度上のセンサー部分がシーリング内に隠れてしまい、目の前をしつこく ウロウロしても、
大げさに手を振ってみても無反応でした …。笑
物凄くアホな時間を過ごしてしまった私ですが、ダルでしたら傾斜的にこの計画も可能だったかもしれません。
と、同じようなサイズ感でも、使用用途は変わってきますので、ご購入を考えられている方がいらっしゃいましたら、よかったら参考にしてみてくださいね。
それでは、今後もマジストレッティを初め、まだまだ紹介しきれない素晴らしい照明の数々ありますので、是非紹介していきたいと思います。