タムタム ( Tamtam ) とは、1968 年にフランスのデザイナー 、アンリ・マソネによってデザインされたスツールです。
打楽器 をモチーフにした 彫刻のような、シンプルなデザインスツールで、70 年代を象徴する デザイナーズ家具 のひとつとして、半世紀にもわたり世界中の人々から愛され続けています。
ポップなカラーリングの タムタム ですが、
なんと 販売当初は 釣り用の 簡易スツール として細々と販売されていたそうです。
しかし、
その後 ” とある人物 ” の影響で 爆発的に流行した、という 逸話 があります。
さて、その人物とはいったい誰なのでしょうか?
早速ご紹介していきたいと思います。
タムタム ヒットの 裏話
釣り用の簡易スツールとして、細々と販売されていた タムタム ですが、
当時 フランスのある 女優さんが愛用していました。
その人物とはなんと、B・Bの愛称でも呼ばれる 女優 ブリジットバルドー 。
※自宅のお部屋を 雑誌で紹介された際に 注目が集まり、瞬く間にヒットし、70 年代 を象徴するデザイナーズ家具として 現在まで 知名度を残すこととなったそうです。
ヒットの裏にはそんな逸話もあったのですね。
それでは、タムタムの 特徴など さらに詳しくご紹介させていただきます。
タムタム の カラーシリーズ
豊富なカラーの取り揃えも魅力なタムタムですが、
近年更にカラーが増え、色により 3 種類の『 シリーズ分け 』がされています。
では、定番モデルも含む 3種類を 簡単にご説明しますね。
»タムタム・ポップ ( Tamtam POP )
※定番モデル 、価格も 4,000 円程 とデザイナーズ家具の中では 珍しくリーズナブルで、限定カラーも ときおり登場します。
»タムタム ・クローム (Tamtam Crome)
・光の反射が美しく、ゴージャスですが、金属のようで 温度感はクールな印象です。
»タムタム ・クリスタル (Tamtam Krystal)
クリアカラーなので、座面を外し中に入れたものを透過させるという、イマジネーションを活かした使い方が出来ます。
タムタム の仕様と 組み立て方
タムタム は、3つ のパーツで構成されており、
丁度真ん中の 線 の部分から 2つ に セパレートが可能で、
左右それぞれについた突起が内側で綺麗に収まる
という、シンプルな構造。
座面も取り外し可能で、使っていない時には 解体して スタッキング後 コンパクトに収納も出来ます。
【 横 30 cm × 高さ 45 cm 】
当初、釣り用のスツールとして販売されていただけあり、サイズ感も非常にコンパクトです。
重さも 1.3 kg ととても軽いのですが、このスツールの 地味に凄い所は その耐久性です。
タムタム の耐久性
組み立て式の家具 にありがちな 強度問題 ですが
企画当初から一貫したフランス国内での製造にこだわり【品質維持】を貫いているそう
その耐久性ですが、脅威の 150Kg と驚きの耐重量です。
屋外用の簡易スツールとしても使えますし、
材質上水に強いので、 屋外や お風呂の椅子にしても素敵です。
※タムタムシリーズの一覧は こちら から
ちなみに私はというと
・・・・所持、
と言っていいのか分かりませんが、ポップを2脚所持しています。
何故濁したのかといいますと、
以前ご紹介した Victorの無指向性スピーカー» GB-1H の土台として、力技で改造したからです …。
ファンの方に怒られそうですが、
このスツール 球体を置くのに最高なシルエットなんですよね …。
以前も書かせていただきましたが、 GB-1H を手に入れた際、
『何かスピーカースタンドになる台は無いかなー』
と自分なりに探し回ったことがあり、
スペーシーなゴミ箱や、植木鉢を見つけては、スピーカースタンドにせっせと改造していました。
ですが、いまいちしっくりくる物がなく
悩んでいた時、 10 年程前にこの タムタムポップ と出会いました。
初見で、センターも外せるし、2つ集めないで済むし、これしかない …!!
と思いたった私は、購入後 早々に改造した次第です …。
ウエスト部分がシェイプされているので、圧迫感が出ず 部屋が広く見えるので気に入っています。
改造の手順は、
真ん中から外した後、突起部分 をノコギリで切断し、断面を整えれば 完成です。
※原始的ですが、上に物を置くと 断面も見えませんし、球体の照明 との相性も良いので、置きたい物のインスピレーションが沸いた方におすすめです。
私は2脚程所持しておりますが、模様替えの時などに 着せ替え感覚 でカラーチェンジ 出来るのも良いです。
椅子としてのレビューになっていませんが、こんな使い方も出来るのね、位に思っていただければ幸いです。
自己責任にはなりますが ご興味がある方はやってみてくださいね。
それでは、
今後も素敵な スペースエイジプロダクト を紹介していきますので、また是非ご覧ください。